週末になると、
「どこ行く?」がわが家の合言葉。
でも家族全員の予定が合わないときって、
ありますよね。
そんな時こそおすすめしたいのが、
“1対1のおでかけ”です。
うちでは、
下の子がお昼寝している間に、
上の子とふたりで近所の図書館へ。
あるいは、パパと息子でラーメンを食べに行ったり。
たった数時間でも、
「特別な時間だったなあ」
とお互いに感じられることがあります。
この記事では、
わが家の実例を交えながら、
パパ・ママそれぞれの“1対1プラン”
を紹介していきます。
「いつも家族みんなで」も素敵だけれど、
ふたりだけの時間だからこそできることが、
きっとありますよ。
1対1のお出かけには、特別な意味がある
“ちょっとだけ特別な時間”が子どもに残る
「今日は、パパとふたりで行こうか」
そう言うと、
子どもの表情がふわっと変わるのを、
私は何度か見てきました。
たぶん、
それは“独り占めできる”っていう感覚なのかもしれません。
たとえば、
図書館でのんびり本を読むときも、
「この本、お父さんも好きそうだよ」
ってこっちを見てくれる。
ふだん兄弟や家族が一緒だと気づきにくい、
子どもからの小さなサインに、
1対1の時間だからこそ気づけたりします。
兄弟がいる家庭こそ、1対1の時間を意識したい
わが家は3人きょうだい。
誰かが注目されると、必ず誰かが拗ねます(笑)
でも、
あえて「順番で1対1タイム」を作るようにしたら、
だいぶバランスが取れるようになってきました。
特に効果があったのは、
「あなたとの時間を作ったよ」ってちゃんと伝えること。
それだけで子どもは
「見てもらえてる」って安心するみたいです。
パパと行きたい!週末のお出かけプラン
科学館・図鑑ネタが活きる体験スポット
うちの息子は図鑑が大好き。
ある日
「図鑑に載ってた“フーコーの振り子”見てみたい」
と言うので、
週末にふたりで科学館に行ってみました。
最初は「ほんとに楽しめるかな…」と半信半疑でしたが、
本人はずっとニコニコ。
“パパと行った”という体験が重なることで、
知識が生きた記憶になるんですね。
ポイントは、「とことん付き合うよ」という姿勢。
つい効率を考えがちですが、
1対1の時間は、
“好きなだけ見ていい日”
にしてあげると、
子どもにとって特別感が出ます。
外遊び派なら「探検ごっこ」がおすすめ
自然が好きなタイプには、
「〇〇公園で探検しよう!」
とテーマを決めるのもおすすめです。
うちでは
「ミッション:落ち葉を5色集めよ!」
「大きな木を3本見つけよ!」
といった“探検ごっこ”が大ヒット。
大きなイベントに行かなくても、
遊び方を工夫するだけで立派なレジャーになりますし、
普段気づかない会話ができたりします。
ゆったり派には「銭湯・温泉めぐり」も人気
意外と良かったのが、
ふたりで銭湯へ行くプチ旅。
「今日は“パパと温泉”なんだ!」と張り切って出発し、
帰りにフルーツ牛乳を飲むところまでがセット(笑)
特に男の子は、
“大人と同じことをしている”感覚が嬉しいみたいです。
移動時間も短く、
ふたりでのんびり語れるので、
忙しい週末に
ちょっと気持ちを切り替えたいときにもおすすめです。
ママと楽しむ!やさしいお出かけアイデア
お菓子作り&手づくり系体験が喜ばれる
わが家の娘は、
小さいころから「自分の手で何かを作る」のが好きで、
ふたりきりの休日には、
よく“クッキー作り体験”や“キャンドル作り”に出かけていました。
特別な施設じゃなくても、
地域の文化センターや子育て支援拠点で開催されるイベントを利用すると、安くて人も少なめ。
「今日はふたりで作って帰ろうね」というワクワク感が、
子どもにとっても印象に残るようです。
何より、完成した作品を「パパに見せよう!」と嬉しそうに抱えて帰る後ろ姿が、
ちょっと誇らしく見えたりして。
絵本カフェ・文具店で“ときめき探し”
雨の日や外出が難しいときは、
絵本カフェや文具店もおすすめです。
ゆったりとした空間で、
絵本を読んだりかわいい文房具を見て回ったり…
そんな“ときめき”が詰まったお出かけは、
子どもの感性を育てる時間にもなります。
「どれが好き?」
「これはママも気になる!」と、
ただの“買い物”じゃなく、“一緒に見つける時間”にすることがポイントです。
「街歩き+スイーツ」で特別なごほうび時間
ある休日、
娘とふたりで「パン屋さんスタンプラリー」をしてみたことがあります。
商店街にある3軒のパン屋さんを回って、
好きなパンを1個ずつ買うだけですが、
「どれにしよう〜!」と悩んでる時間も含めて楽しく、
ふたりで歩きながらたくさんおしゃべりできました。
こういうささやかな“ごほうびつきお散歩”が、
何年たっても
「あのときのパン屋さん楽しかったね」と記憶に残るんですよね。
年齢・性格にあわせてプランを調整しよう
人見知りタイプには“静かな場所”がおすすめ
うちの末っ子は、ちょっと人見知り。
大きなイベントや人が
多い場所では疲れてしまうことが多く、
そんなときに選ぶのは、
「植物園」や「こぢんまりしたブックカフェ」
人が少ない場所で、
ゆったり話をしたり、
並んで何かを見るだけでも充分なんですよね。
「どこに行くか」より、
「誰と、どんな空気で過ごすか」が大事なタイプ。
静かな場所だと、
ぽつぽつと話し出す子の“心の声”にも耳を傾けられます。
好奇心旺盛タイプは“発見のある旅”に
一方で、長男はとにかく好奇心旺盛で
「今日は冒険したい!」タイプ。
あるとき
「電車に適当に乗って、終点まで行ってみる?」
という“ゆるい旅”をしたら、
これが大正解でした。
途中下車してみたり、
地元の商店街で見つけたおにぎり屋に入ってみたり。
何が起こるかわからない、を一緒に楽しむって、
子どもにとっても親にとっても面白い体験になります。
思春期世代とは“会話しすぎない”距離感も◎
中学生になった娘とは、
昔のように手をつないで歩くことはなくなりましたが、
最近は「一緒に静かなカフェで過ごす時間」が、
自然なコミュニケーションになっています。
あえて話さなくてもOK、
だけど
“一緒にいること”を大切にする時間
思春期だからこそ、
近すぎず遠すぎずのちょうどいい距離感が、
親子の関係を穏やかにしてくれる気がします。
まとめ|「今日は特別な1日だったね」と言える時間を✨
“1対1のお出かけ”って、
じつはそんなに特別なことじゃなくて、
ちょっとの空き時間と、
ちょっとの気持ちの向け方で、
すぐにできることだったりします。
でもその数時間が、
子どもにとっても、親にとっても、
ずっと心に残る時間になることがあります。
ふたりきりだからこそ聞けた話、
見つけた表情、
交わせた笑顔。
それは、忙しい毎日の中でふっと気持ちが温まる、
そんな大事な記憶になってくれるはずです。
「今日はママとふたりだった」
「パパとふたりで行ったね」——
そんな何気ない一言が、
家族の思い出に深く刻まれていきます。