思い出作りのはずが、なぜかどっと疲れた――。
わが家の家族旅行で「うまくいかなかったこと」をふり返ってみたら、準備や計画のちょっとした甘さが原因でした。
この記事では、
実際に起きた旅行の失敗談と、その後どうやって対策したかをまとめています。
次の旅で同じ後悔をしないよう、わが家の実録をぜひ参考にしてください。
✓ 朝からイライラ…出発前のバタバタを防ぐには?
家族旅行の朝って、
どうしてあんなにバタつくんでしょうね。
この前の旅もまさにそうで、
出発予定の1時間前から家中がそわそわ…というか、
ほぼ修羅場状態でした。
私が荷物の最終チェックをしている横で、
子どもたちはパジャマ姿。
パートナーは「どの靴にしようかな」なんて言ってるし、
冷蔵庫の中身整理してる暇ないってば!
気づけば予定時刻を15分オーバー。
「はやく!」「まだなの?」って声が飛び交い、
すっかりピリピリムードのまま出発することに。
正直、この時点でぐったりしてました…。
【対策】前日までにやっておくべきことリスト
この経験から学んだのは、
「前日にやっておけることは、全部やる」ってこと。
具体的には:
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✓ 着ていく服を家族全員分セット
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✓ 車に積む荷物は前夜のうちに完了
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✓ 朝ごはんは簡単に食べられるものを用意
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✓ チャックリストを印刷して目につく場所に貼っておく
さらに、
子どもにも「自分で支度させるゲーム」にして、
参加してもらうとスムーズでした。
朝の「自分だけやること多すぎ!」
というストレスを手放せたのは、ほんと大きかったです。
✓ 渋滞地獄で子どもグズグズ…車内時間が長すぎた!
「あと1時間で着くね〜」
とウキウキしてたのも束の間、
高速に乗ってすぐ“渋滞25km”の文字を見た瞬間、
冷や汗が出ました。
まさかここまで混むなんて…
動かない車内に閉じ込められた子どもたちは、
退屈でグズグズモード突入。
「まだ?」
「おしっこ…」
「お菓子ちょうだい」
「DVD飽きた」――まるで質問攻め。
私も「えっと…ちょっと待ってね」が口癖になってました。
後部座席で泣きながら寝た下の子を見て、
「こんな思いさせたくて旅行してるわけじゃないのに…」
と自己嫌悪。
旅行のスタートがこんなに大変だとは、
予想してませんでした。
【対策】「移動時間=イベント」にするための仕込みとは?
この反省をもとに、
次からは「移動もレジャーの一部」と考えて準備するように。
✔ 秘密のおやつ袋(時間を決めて渡す)
✔ クイズやしりとり、窓の外に見えるものビンゴ
✔ 音声絵本アプリ(画面を見なくても楽しめる)
✔ サプライズおもちゃ(100均でOK)を1〜2個忍ばせておく
そして一番効果的だったのは、
「目的地までのマップに“途中のワクワクポイント”をつくる」こと。
たとえばサービスエリアでお気に入りのパンを買うとか、
外でちょっと走る時間をとるとか。
それだけで、
「次どこ寄る?」と移動中の空気が明るくなりました。
いまでは、
車内が“家族の会話タイム”に変わっています。
✓ 楽しみにしてたのに…宿選びで後悔したポイント
「写真ではすごくキレイだったのに…」
到着した宿を見た瞬間、正直、
テンションがガタ落ちしました。
建物は年季が入りすぎていて、
ロビーは薄暗くて人の気配がない。
部屋も古くて、
ベッドカバーがなんとなく湿っぽい感じ。
「え、ここに2泊するのか…」と、一瞬言葉を失いました。
子どもは「虫がいる〜!」と大騒ぎ、
パートナーも「なんか、写真と違うね」と苦笑い。
旅行のハイライトになるはずの宿で、
まさかこんなに気を使うことになるとは思っていませんでした。
【対策】“写真映え”だけで選ばないチェック項目
この失敗から学んだのは、
宿選びは写真より「レビューと情報の深掘り」が命だということ。
✔ 楽天やじゃらんの口コミは「★だけ」じゃなく悪い評価も必ず確認
✔ 清掃・設備・子連れ対応の評価があるかを重点的にチェック
✔ 外観写真だけでなく、「お風呂・廊下・朝食会場」などの地味な写真も確認
✔ Googleマップのクチコミで“周囲の雰囲気”も要チェック
✔ できれば“直前予約”ではなく、余裕をもって比較検討
あと個人的に良かったのが、
SNSで「実際泊まった人のレポ」を探すこと。
本音が見えて、信頼できる情報が多かったです。
“安くてまあまあ”を選んだつもりが、
快適さと安心感を手放す結果に…
それ以降、わが家の宿選びは「清潔さ最優先」が鉄則になりました。
✓ ご飯のタイミングが合わず…機嫌が悪化した食事問題
テーマパークで遊んでいたときのこと。
午前中からテンション高めであちこち歩き回り、
「そろそろごはんにしようか」と言い出したのが14時すぎ。
でも、
その頃には子どもがすでに限界で…
レストランに入ったとたん、
「おなかすいたー!まだ来ないの?」
「もういらない!」とグズグズ大爆発。
せっかく並んで入ったのに、
食べない・文句ばかり・泣きだす…
こちらも疲れていて、
ついイライラが顔に出てしまいました。
振り返ると、
空腹と疲れのダブルパンチ
楽しい思い出どころか、
「なんか疲れたね…」の記憶が残ってしまいました。
【対策】「時間を決めない」スケジュールのコツ
このときの反省から、
次の旅行では「絶対に○時にランチ」と決めない柔軟さを意識しました。
✔ 朝食をしっかりめに(おにぎり+汁物などで腹持ちUP)
✔ 小腹対策に、おやつ+補食(ゼリー飲料・パンなど)を常備
✔ 子どもが疲れてきたら、即座に休憩+軽食を挟む
✔ 人気店での待ち時間を避けるため、テイクアウトも視野に
✔ 公園や広場での「ピクニックランチ」も選択肢にする
食べる時間を“イベントの途中”に組み込むことで、
子どもも飽きず、機嫌よく食べてくれました。
「ちゃんとしたレストランじゃなくてもいい」
「楽しめる形ならそれでいい」
そう思えたことで、
気持ちもグッと楽になりました。
✓ まとめ|失敗も次へのヒント!わが家流・旅行準備術
振り返ってみると、
うまくいかなかった原因って、
どれも
ちょっとした“油断”や“思い込み”がきっかけでした。
「これくらい大丈夫でしょ」
「みんな楽しみにしてるし、何とかなるよね」
――そんな気持ちが、意外と落とし穴になるんですよね。
でも、
そのぶん失敗から得られた“気づき”は大きかったです。
今では旅行の前に、
こんな準備をするようになりました:
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✓ 前日は“身支度完了”までセットして、朝は最低限の動きで出発
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✓ 渋滞対策に、移動時間も「遊び」の一部に
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✓ 宿は「清潔・静か・安心」を軸に選ぶ
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✓ 食事は無理に時間を決めず、子どものペース優先で
完璧な旅じゃなくてもいい。
むしろ失敗こそ、
“家族で成長できるヒント”だなと今は思っています。
次に旅行を計画されている方が、
わたしの失敗談から少しでもヒントを得て、
楽しい時間を過ごせますように。
「うまくいかなかったことも、
あとで話せば“いいネタ”になる」
そう思えたら、旅はきっともっと自由になりますよ。