「キャンプって楽しそうだけど、うちでもできるのかな?」
そんな不安を抱えながら、わが家が初めてのキャンプに挑戦したのは、子どもが3歳のときでした。
テントを立てるのに一苦労、
夜は寒さで眠れず、
翌朝は火起こしに時間がかかって朝ごはんがバタバタ…
でも、
子どもが「また行きたい!」と言ってくれた瞬間に、
すべての苦労がふっとびました。
この記事では、
初心者でも「これさえ押さえれば安心」
と感じたキャンプのコツを7つご紹介します。
家族で安全に、そして楽しく始められるよう、
実体験をもとにまとめました。
① 天気だけでなく“気温と風”もチェックしておく
晴れでも油断大敵!風速と朝晩の冷え込みに注意
キャンプ初心者だった頃、
「晴れマークだし大丈夫でしょ」と軽く見て出かけたら、夜の寒さにびっくり。
特に春や秋は、
日中との寒暖差が大きく、
夜は想像以上に冷え込みます。
さらに、
風が強いとテントがうまく張れなかったり、
火起こしが難しかったりと想定外の苦労が…。
天気予報は「晴れ・雨」だけでなく、
「風速」や「最低気温」にもしっかり目を向けておくと安心です。
天気アプリ+現地レビューでイメージを掴む
最近はアウトドア向けの天気アプリで
(例:tenki.jpアウトドア天気、Yahoo!天気の山・海ページなど)
ピンポイントの風や
体感温度も確認できるようになっています。
さらに、
実際に行った人のSNSやブログ、
キャンプ場レビューなどをざっと見ておくと、
「この場所は朝露が多い」「風が抜けやすい」などの細かな情報が得られて参考になります。
事前の“天気+環境チェック”は、
初心者キャンプ成功の第一歩です。
② 初心者こそ“道具は少なめ”から始める
あれもこれも揃えるより「最低限で試す」が◎
キャンプを始めると、
SNSやYouTubeでいろんな道具が紹介されていて、「これも欲しい」
「あれも便利そう」
とつい揃えたくなりますよね。
でも、実際に使ってみると
「これは不要だったな」
「意外と場所をとるな」と感じることも多く、
最初から一式買いそろえるのは
かなりリスクが高いです。
わが家では、
最初は本当に最低限(テント・寝袋・ライト・調理器具)だけに絞って出発。
結果、「これで十分だったね」と思えることが多く、
失敗も少なく済みました。
レンタルやお試しセットを活用しよう
最近はキャンプ場で
テントや調理器具などのレンタルサービスが充実していて、
「とりあえず一度体験してみたい」という初心者にぴったりです。
なかには“手ぶらキャンププラン”を用意している施設もあるので、
事前に予約しておけば、
ほぼ荷物なしで安心して楽しむこともできます。
実際に使ってから「これは買おう」と判断できるので、無駄な出費を防げるのもポイントです。
③ テント設営は“明るいうち”が鉄則
焦って設営すると、気持ちに余裕がなくなる
「到着が遅れて、日が暮れる中でのテント設営…」
これはわが家の初キャンプでやってしまった
最大の反省ポイントでした。
暗くなると、
ペグを打つ場所が見えにくくなったり、
子どもが足元でバタバタして
作業に集中できなかったり…
なにより焦ってしまい、
せっかくのキャンプが“準備に追われる時間”になってしまったのがもったいなかったです。
初心者のうちは、設営に1時間以上かかると見て、できるだけ15時までの到着を目指すのが安心です。
初心者はワンタッチ or 小型テントが安心
最近は、
初心者向けの
“ワンタッチテント”
自立型の小型テント”
も充実しています。
広さや高さよりも、
「自分で組み立てられるかどうか」
「どれだけ時短できるか」が最初は重要でした。
わが家では
2回目のキャンプからワンタッチ式に切り替えて、
設営時間が半分以下に。
夕方のゆったりした時間を確保できるようになり、
気持ちの余裕も大きく変わりました。
慣れてきたら少しずつグレードアップすればOK。
最初は“楽に設営できること”を大切にしてみてください。
④ 子どもと一緒に“ルール決め”しておく
「走るのはここまで」「火の近くはダメ」など事前の声かけが大事
キャンプ場には、焚き火・ガスバーナー・鋭いペグなど、
家庭とは違う“危険”がたくさんあります。
特に子どもがはしゃぎやすい場所なので、
「いつも通り」では通用しないことも。
わが家では、
到着して荷物を出す前に
「火の近くには勝手に行かない」
「夜は走らない」など、ルールを簡単に伝えてから遊びをスタート。
最初にルールを共有するだけで、思わぬトラブルを防げることが多かったです。
子どもに役割を持たせると、ぐずりにくくなる
「今日は水筒係ね」
「ランタンのスイッチお願い!」など、
子どもに“ちょっとしたお仕事”をお願いすると、
自然と集中してくれる場面が増えました。
やることがないと飽きたり、
ぐずったりしやすいですが、
役割があると
「自分もキャンプに参加してるんだ」という気持ちになって、満足度もアップ。
年齢に応じて簡単なことから始めればOK。
道具を手に取る経験も、きっといい思い出になります。
⑤ 食事は“がんばりすぎない”でOK
お湯で戻すだけ・焼くだけメニューが助かった
キャンプ飯といえば
「ダッチオーブン」や「豪快な焚き火料理」…ですが、初心者にはハードルが高め。
わが家は最初のキャンプで
“張り切りすぎて”時間も手間もかかり、
食べる頃にはヘトヘトでした。
それ以降は、
お湯で戻せるアルファ米や、
焼くだけのウィンナー・ホイル包み野菜などにシフト。
とにかく「火が通ればOK」くらいの気持ちで、料理へのハードルをぐっと下げました。
手軽な調理でも、
外で食べるだけで子どもは大喜び。
何より、
親に余裕ができるのが一番のごちそうです。
朝食はとくに「手軽さ」重視で
キャンプの朝は、意外と“バタバタしがち”
片付けや撤収準備が重なるため、
朝ごはんはなるべく簡単に済ませるのが鉄則です。
わが家では、
前夜の残り+スープジャーで用意しておいた味噌汁、
あとはパンと果物があれば十分満足でした。
「がんばらないごはん」があったからこそ、
翌朝も慌てずに過ごせて、
最後まで気持ちよく帰ることができました。
まとめ|アウトドア初心者でも安心!家族キャンプの始め方
家族キャンプを成功させるためには、「無理せず楽しく」が一番大切です。
特に初心者の場合、張り切りすぎて疲れてしまったり、準備不足でバタバタしてしまったり…
そんな経験もよくあります。
ぜひこのガイドを参考に、今年は家族で最高のキャンプデビューをしてみてくださいね!